ひかるのブログ

マキシマリスト地方医大生

最近の悩みVol.1【デフレと戦え】【医者は経済を発展させない】

最近の悩みを書きます.例の如く字数制限のないツイッターのノリです.

 

ドル・円は130円を超え,原油の値段も進級と同時に100円を超え,Apple製品は突然の値上げ.まあここまで書けばわかるでしょう.僕の悩み事とは何か.それは

 

日本経済,成長してなくない?wow wow!!

 

ってことです.

 

 

 

 

値上げが苦しい?

物価上がってんの辛くね?って思うことはあります.ガソリン代とか高いです.車がないと話にならない田舎に住んでる&燃費8L/kmの車に乗ってる大学生としては死活問題です.でもね,それは本質じゃないんですよ.

 

ものの値段は上がるもの

物価上昇は決して悪いことではないんです.このブログの読者はおそらく理解できることでしょう.物価とは経済成長に従って上昇していくはずのものなんです.なので「値上げが苦しい」は全くもって本質ではなくて,「経済成長の伴わない値上げが苦しい」が正しいはずなんです.

 

デフレ

ではなぜ「値上げが苦しい」のか,それは給料が上がらないからです.もう少し問を一般化しましょう.なぜデフレがおこるのか.それは市場に流れるお金が少ないから

ニワトリとタマゴ問題ですが,まあそりゃそうですよね.デフレってのは少し待てば物の値段が下がるんです.言い換えれば自分のお金の価値が上がるんです.お金を貯めておくだけで価値が上がっていくんです.そうなれば最も合理的な手段は「お金を使わずに貯めておく」ことになります.これでは市場にお金は出回らず,経済は成長しません.

物の値段が下がる図.コインの価値は上昇している

デフレと罪悪感

日本はデフレです.なんならOECD34カ国内経済成長ランキングはビリです.僕はこれがたまらなく嫌なんです.

医学部生はほぼ確実に医者になります.医者というのは参入障壁で守られいている代わりに国内でしか働けないという特殊な職業です.国の景気が良い時は前者が有利に働きますが,景気が悪い時には後者が大きな足枷となります.

なので,日本には豊かな国であって欲しい.デフレを脱却して欲しい.

ということで最近取り組んでいるのが,トップバリュ不買運動です.決してトップバリューだけに限らないのですが,「安さだけを売りにしている商品」の不買運動です.市場にたくさんお金を流していきたいんです.

格安商品を買ってしまった時の"デフレに貢献しちゃった感"はもう生きている心地がしません.安酒浴びて2日間くらい寝込みたくなる.

 

まあ,最近の悩みはこんなところです.デフレに抗うべく,格安商品を避けるも,それはそれで消費者としては合理的でない.なんなら隣のレジ列にはトップバリューをたくさん買ってるおばあちゃん.いいよね.老い先短い人たちは今後の経済を考えなくていいから.

 

医者は経済成長のおこぼれをもらうだけ

実はもう一つ悩みがあります.前項の悩みを抱えた時,ある一つの願望が僕の中に生まれました.それは,「経済成長に携われる仕事をしたい」というもの.一言で言ってしまえば,外貨獲得したい,ってことです.

その点,国内で働く医者がそれをすることはまずありません.患者はほとんど日本人です.Appleの客は世界中にいて,世界中からお金をアメリカに集めているのに対して,日本の医者は日本国内でお金のやりとりをするだけです.確かに,患者が海外からお金を稼いでくれば,間接的に医者が外貨を獲得したことになります.しかし医者が直接外貨を獲得することはありません.

僕がこのまま医者になれたとしても,もしかしたらそれは僕がしたい仕事ではないかもしれない.それが最近の悩み2つ目です.

「日本でしか受けられない先進医療」みたいなのがあればいいんですけどね.外国人が医療目当てに日本に来る.外貨獲得の立派な手段になりえますが厳しそうですね.日本の高齢化は世界レベルで見ても稀有な物なので,老人医療,みたいなものを発展させれば世界中の富豪を日本に集められそうな気もしなくもないのですが......

 

 

まあ,早く試験合格して進級して医者になれって話ですけどね.