先日こんな記事↓を書きました
【目次】
これと同じ様な経験を大学でしました．と言っても前半部の方です．国公立大学後期入試合格のような喜びを経験しました．
先日，進級発表があり，無事進級することができました．やったね．来年から臨床科目です．
最後の学年末試験から1.5ヶ月が経ち，大学ページに掲載される進級者一覧．ずらりと並ぶ学籍番号．その中にある自分の番号．まさに受験の合格発表です．
進級状況
まあ仮進級です．1科目落としました．他の科目もほぼ追試なので成績表には60が並び，GPAは1に近いでしょう．前期の科目を落としてるので，来年度の前期にもう一度テストを受けることになります．
補足
医学部の進級について軽く説明しておくと，基本的には1科目でも落とすと留年です．というのも，時間割上取れる最大単位数と進級のために必要な最低単位数が等しいのです．というか科目の全てが必修科目です．なので基本的には1科目でも落とすと留年です．狂ってやがる．普通の大学生なら，保険のために進級要件より多めに授業を取り数単位落として進級，という戦略を取れるのですが，医学部にはそれができない．エアバックのない車を運転するのと同じですね．
ただ，僕の大学は優しいことに「1科目までなら落としても良い」という制度があります．仮進級と呼ばれる制度です．これは「落としても次の年に試験を通せば合格にしてあげるよ」といういわゆる持ち越し制度です．この制度のあるなし，科目数については大学によって異なりますが，まあこれによって救われました．
進級発表が快感すぎた話
進級発表がでました．進級でした．最後の学年末試験から1.5ヶ月が経ち，大学ページに掲載される進級者一覧．ずらりと並ぶ学籍番号．その中にある自分の番号．まさに受験の合格発表です．
生きてるって実感しますね．
進級発表が快感すぎた理由
要因は大きく3つ
- ほぼ全部追試
- 短くなる春休み
- 追試期間中に発表される前期の落単
です．
ほぼ全部追試
前提として，試験の合否は発表されません．
しかし本試験で通った場合，「追試者発表」という実質的な合格者発表があります．これは追試対象者が発表されるので，自分の学籍番号が無ければ合格，単位認定です．これは各試験ごと科目ごとに発表されるため，1個1個小さな喜びが積み重なっていきます．
一方追試を受験した場合，追追試などがない限り，合格発表がありません．つまり追試受験者は試験結果が年度末の進級発表まで出ないのです．
つまり追試の数が増えれば増えるほど，進級の喜び(留年の悲しみ)が年度末へと積み重なっていくわけです．一度に味わう喜びが本試験合格とは段違いです．複数の教科科目を複数日程に渡って受験し，数週間ほど結果が出ない，まさに大学受験に通づるものがあります．
短くなる春休み
これは追試に引っ掛かると避けられない悩みなのですが，追試験は本試験の後にあります．本試験期間が終わったのち追試験期間が始まります．本試験期間は1月末までで，そこから追試期間が始まり2月中旬まで続きます．本試合格者は2月から春休みなので，追試受験者は2〜3週間ほど春休みが短くなります．周囲の同級生が遊びだす中で試験が続来ます．まさに3/10までに周りの合格が出揃う中で3月末まで合格がでない，まさに後期入試です．
ちなみに追試常連組はその仲間意識からか仲良くなります．
追試期間中に発表される前期の落単
僕の場合，進級発表をBIGイベントに育て上げた1番の要因としてこれがあります．
追試期間中に心理としては先にあげた仮進級制度があるので「まあ最悪1科目は落としても留年しないな」という感じになります．しかしその気持ちをぶち壊す知らせが入ってきます．それは，
前期科目で落単してるよ．という教授からのメールです．
これは何を意味するかというと「進級か仮進級か」という2択が，「仮進級か留年か」になったということです．最高でも仮進級です．まあこれは教授に前期科目の合否状況を教えてくれ，と僕自身がメールしたその返信なので，試験を落とした意味でも自業自得なわけですが．
これによって追試期間が背水の陣になりました．追試落即留年，です．
以上の3点により
春休みに追試シーズンが入り，仮進級の保険が消え，合否結果がなかなか出ない
というまあドキドキハラハラな状況になったわけです．
総括
確かに以上3点の理由により，進級発表で得られる喜びはMAXまでブチ上げられたものの，それ以上に追試は時間と労力の無駄なので，人生の総合収支としては大赤字です．
追試験はマジで時間の無駄．大学に通ってる理由は一応勉強するためなのですが，本当に試験のための勉強をしなきゃいけなくなる．クソすぎる．
試験のための勉強は過去問を覚えてアウトプットする作業になり，勉強というよりディープラーニングに近いです．試験が終わったら全部忘れてしまうので本当に無駄です．
来年からは素直に本試験で進級したいです．
