ひかるのブログ

マキシマリスト地方医大生

「火ちょうだい」ライターではなく近寄る火広がる肺に火乗らぬ煙草

桜の季節ですね.

「火ちょうだい」「ライター貸していただけませんか」と言った時にライターを渡してくるんじゃなくて火をつけてくれる人,人間として出来すぎてませんか.

サイゼリヤで「水取ってきて」と言った時に自分のコップに入ってる水を入れるのではなくて,ちゃんと取ってきてくれる人,人間として出来すぎてませんか.

そんな細かい仕草の一つ一つに,人間としての差を感じています.

別に優劣をつけるつもりはないです.中高の同輩たちは基本的にライターを渡し,コップの水を入れてくれる人たちです.多分僕もそっち側の人間です.

確かに,一般的には水を取ってきてくれる人の方が「当たり前」側の人間なのだと思います.まあ大学移行できた友達がコップに水を写してきたことは一度もありません.でも僕は一見雑に思えるそんな仕草に言語化できない安心感を覚えます.僕はそっち側出身なので.

 

高校を卒業して5年経ち,本キャンの同期たちは社会人となって別のところへ行ってしまいました.彼ら彼女らは高校→大学→社会人と人生のステージを2回も変えているのに,僕はいまだに高校→大学の引き継ぎがうまく行っていません.いまだにライターを渡してしまいますし,水をそのまま移そうとしてしまいます.

火をつけてあげたり,水を取ってきてあげるのに,僕はいまだに慣れていません.「火ちょうだい」と言った時に,ライターではなく,火のついたライターが近づいてくることに慣れていません.だから彼ら彼女らがタバコに火をつけようとしてくれているのに,僕は頑張って息を吸っているのに,なかなかライターの火がタバコに乗り移ってくれません.肺の拡張にタバコの先が応えてくれないことがあります.

 

ちなみに煙草はマジで体に良くないです.せめてもの抗いとして低ニコチン.普通に辞めたい.