ひかるのブログ

マキシマリスト地方医大生

「GUCCIの財布」について思うこと

こんにちは.医学部とは全く関係ない話です.

Twitterで話題になっている「GUCCIの財布」について思うところを書きます.140字以上書けるTwitterのノリです.

 

 

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話題のツイート

 

 

 

まず大前提として,僕はさほど貧乏な家庭の育ちではありません.国立大に通っていますが,中高は私立ですし車をもらいましたし年金は親持ちですし奨学金も借りてませんし私立医しか受からなかったら親は迷わず私立医に通わせたと思います.まあその程度の"よくいる平均的な経済的に恵まれ気味の医学生"ってところです.親がマンション持ってたりするバカみたいなお金持ちではありませんが,おそらく僕がこのツイート主の娘と同じ要求をしたら「お財布事情的には可能だが,買わない」という判断をされるでしょう.そんな感じ.

 

まず結論だけ,僕はこのツイ主に部分的に賛成です.おそらく僕が親でも同じ様に断ったはずです.

 

いやーこのツイート主の気持ちは想像に難くありません.僕が親なら全く同じことを思うでしょう.まあ僕の年齢を考えるとあと10年とそこらで子供やら家庭やらの年齢なので決して関係ない話ではないわけです.

 

以下は完全に僕の主観なのですが(親の教育によって形成された思想なので「僕の」と言い切るのも違う様な気もしますが...)ブランド物というのはお金持ちが持ってるからこそかっこいいのです.汗水垂らして労働をしなくとも,シフトを増やしてヒィヒィ言いながらケチケチ大金を貯めなくてもいい,そんな人生に対する余裕の具現化が,ブランド物なのです.普段着や毎日の食費は決して贅沢しているわけでもない,自己投資も惜しまず好きな時に好きな本を買い,好きな場所へ行き,体験を増やし,ブランドものがなくても決して満たされていないわけではない.しかしそれでもお金が余ってるから「じゃあせっかくだしGUCCI買うか」なんです.

 

頭を下げて「買ってくれ」なんて,家計が火のGTRな女子高生がGUCCIを手にしたところで,GUCCIに見合う振る舞いができるでしょうか.おそらく無理でしょう.ブランド物というのは持つ人を選びます.ブラットピッドが身につけていてかっこいいものは彼が身につけているからかっこいいのです.いくらGUCCIを持っていても物に持たれる人というのは決してカッコよく,美しくなどはなれない.そう思います.

 

また,GUCCIは顧客層として親に頭を下げて買ってもらう高校生のことは考えてないと思います.失礼ながらGUCCIからすればそういった人々は「貧乏人」なわけです.ブランド物というのはいわば成功者の象徴的な側面もありますので,所有者の層によってある程度のブランド価値は決まると思います.「貧乏人」が持ってる財布を富豪は買いたがるでしょうか.おそらくそうは思わないでしょう.そうなればGUCCIのブランド価値が下がります.つまり,やたらとブランド物を欲する「貧乏人」はブランドそのものの価値を下げることにわずかながら貢献している,という認識を持つべきだと思います.ブランド物が欲しいならば,所有した時にそのブランドの品位を傷つけないだけの人間になってから入手すべきではないでしょうか.

 

以上全身GUユニクロの男子大学生の戯言でした. 留年したら暇になるので更新頻度上がるかもです.